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意識の低い中国

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最近のお仕事はこんな感じです。
暗黒QR探しと三和ゴッド探しで行った広東省、楽しかったなあ。


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中国の経営者とか広東省のスラムとか立命館とか

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近日、『現代中国経営者列伝』著者の高口康太氏との対談記事をJBPressに前後編で寄稿。昨年9月の拙著『野心 郭台銘伝』の話をからめつつ。



本書は著名な中国大企業の創業者について創業年代順に8人紹介しているわけなのだが、ゆえにその顔ぶれは、アリババの馬雲(ジャック・マー)やシャオミの雷軍みたいな比較的近年のスタイリッシュ系IT社長と、文革や天安門の匂いを残した泥臭いおっさん系メーカー社長に分かれており、言うまでもなく泥おっさんの人生の方がよりいっそう面白い。

小学校の購買のおっさんから成り上がったワハハの宗慶後、職場で大小便を垂れ流すほどグダグダの社会主義的労働者しかいないボロ町工場に送り込まれた小役人出身であるハイアールの張瑞敏あたりの話は、もう最高である。言うまでもなく台湾・鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)も、この泥臭いおっさん中華社長の系譜に属する。

そこで、ちょっと興味を持って、鴻海(フォックスコン)の中国最大の製造拠点がある広東省深圳市龍華新区の百度貼吧の投稿を見ていたら、なんだかものすごくワクワクするカオスな世界が広がっていて楽しくなってしまった。ここは中国有数の殺伐シティ。住民たちのうち、日雇い労働で毎日を刹那的に生きている人たちは「三和大神」と中国のネット上で言い慣らわされており、すでに現地だけではなく広く知られつつある。

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画像・スクショはすべて『百度貼吧』「日结一天,阔以玩三天,三和大神们聚集啦」より


21世紀のイノベーション都市深圳などというカッコいい言葉を吹き飛ばす、限りなく意識の低い世界。

あんまり面白いので、次にどこかに寄稿する原稿はこの三和大神の話にしようかと思っている。龍華にかぎらず広東省の城中村は面白いのだ。アフリカ人だらけの広州の小北とか。


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ちょっと前だが、無記名ながら『週刊プレイボーイ』No.22「”本”人襲撃」欄にて辻田真佐憲さん『文部省の研究』の著者インタビューを担当して寄稿している。紙面の左端に、さりげなく『だまされないための「韓国」』の新刊紹介が入っていたのが嬉しい(こちらの新刊紹介は私が書いたわけではない)。

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インタビュー時点では森友学園問題が熱かったけれど、現在は加計学園問題も熱くなり、文科省の前事務次官が歌舞伎町の風俗に行ってましたなどという知りたくもない話が大新聞にガンガン出ちゃうほど、いまどきの文科省(文部省)はホットである。

書籍が時宜を得るとはこういうことか。


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5月19日、母校の立命館大学に呼ばれて文学部90週年記念「人文学特殊講義 作家・制作者と語る現代表現論」第6回ゲストでお話してくる。

講義後の感想レポートを読んでいると、しっかりした内容が多くて驚いた。受講態度もよく、大教室なのに途中からドタドタ入ってくる学生もいないし、寝る、私語する、なんか食う……という人も誰もいない。

ほんまに母校かここは。いまどきの学生、わしらのときよりもえらい賢うなっとるやんけ。

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ちなみに上記講義の前日夕方、自分がOBである東洋史研究会(学術系サークル)の主催でちいさな講演会をやらせてもらっている。こちらの参加者は十数人程度で、中国オタクや歴史オタクや中国人留学生が中心。

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ところが、ちょっと気になることが。聴衆に一人、話の最初から最後まで携帯をいじるか突っ伏すかしていて内容にまったく興味を示さず、開始後1時間すこし経って質疑応答が半分くらい終わったところでいきなり帰っていった黒い服の中国人(大学院生だという)が混じっていた。

ちなみに講演中に話の中休みを取ったときは、彼はいったん外に出ていき、また戻ってきている。単位がもらえるわけでもないし、興味がなければ開始10分で帰ってもなにも差し支えないような集まりなのに、なんとも不思議な行動だ。

ちょっと引っかかったので、数日後に仲のいい中国人の後輩に見解を聞いたら「中国人留学生会の人間がもぐっていて、内容を大使館に報告しているんでしょうねー」と案の定の話。中休みでいったん外へ出たのは、最後まで観察したうえで内容の報告をおこなうべきか確認しに行っていたのかもしれない。

中国大使館、いちサークルが主催のしょぼい講演会までチェックするとはなかなか勤勉である。数日前のツイッターの投稿と、講義棟やサークル棟の掲示物コーナーに貼られたサークルのビラくらいしか、このイベントの開催情報を得る手段はないはずなのだが。


こういう話が出るのもうなずけるところではある。

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