カテゴリ:
8日から出張で、香港経由で広東省に来ている。

関西空港から香港行きのキャセイパシフィックの機内でも、いまだに『君の名は。』が上映のラインナップに入っていた。中華圏でも人気である同作を私が見たのは2回目だけれど、むしろ1人で集中して見られたせいか映画館で見たときよりも好印象だった。本作はブームになってから童貞ファンタジーだとか批判も出たりしていたのだが、現実は汚いことばっかりなんだからアニメでは美しい世界を見させてもらったっていいじゃないか。

ちなみに私の搭乗機は、おそらく修学旅行と思われる京都北部の某高校の生徒たちが大量に乗り込んでいた。ほぼ間違いなく、男女でキャッキャウフフしながら機内でも写真を撮り合って青春の思い出を刻んでいる素敵なグループと、一人でヘッドホンつけてアニメ見てる寂しいやつとの残酷な階層社会になっていたと思われる。

スクールカースト下位組男子がんばれ超がんばれ。でも、現実で三葉と出会って付き合えるのはキャッキャウフフ組のほうだから、そこは残念ながら諦めてくれ。たとえ将来、大企業に入ろうと金持ちになろうと決して挽回できないものがこの世には厳然として存在するのだ(ため息)。

20170208_110731

20170208_111254
↑キャセイパシフィック航空の機内で安田撮影


で、先だって2月3日に岐阜県に出張して、下記リンクのような内容を文春オンラインに寄稿した。

中国(あと台湾・香港も)からわざわざ飛騨古川までアニメ映画の聖地を見に来るような人は、品が良くてお金持ちでカップル&家族連れ多し。やはり残酷な現実を突きつけられる話である(もっとも、彼らは巷で不安が煽られている外国人観光客のマナー問題とはかなり縁遠いクラスタに属する人たちなので、インバウンド受け入れ的な側面から見れば基本的にはいいことが多いはずだ)

『君の名は。』聖地に“リア充”中国人集団が殺到中 

内容はリンク先を読んでもらうとして、こちらでは記事中に入り切らなかった写真を紹介していくことにしよう。


 【飛騨古川駅】

P2030001
↑私が乗ってきた特急『ひだ』に乗り込む、観光帰りの人たち。ほとんど外国人客だ。

P2030010
↑作中で主人公の瀧が、司と奥寺先輩を連れて聞き込みをおこなっていたシーンで出てくるタクシー乗り場。



【飛騨古川市街地】

20170203_155027_resized
↑手前から道路左側に見える4人の人影はすべて中国人。親子連れだった。

P2030012
↑浙江省から来たカップル(右)。ちなみに奥は日本人の聖地巡礼者。

P2030018
↑飛騨市側は、中国語(繁体字・簡体字)や韓国語で聖地巡礼専用マップを準備。



【まちなか観光案内所】

P2030024
↑上に写っている3人はすべて中国人。左の女性のように、一人旅の女性客もけっこういる。

P2030029
↑観光案内所内で、来訪者に来た場所のスタンプを押してもらうコーナー。台湾・上海・香港が濃い。



【味処「古川」】

P2030035
↑聖地巡礼ノートを置いてお客さんを呼び込む、食堂兼土産物屋。

P2030036

P2030042
↑香港から来ました。

P2030049
↑四川省から来ました。你是哪個?

P2030051
↑名古屋・下呂・高山・古川のルートで回ったらしい中国人4人組。



【飛騨市図書館】

P2030056
↑主人公たちが糸守町の情報を得るために立ち寄った図書館のモデルになった。

P2030059
↑マナーの遵守を呼びかけつつ受け入れ。英語と中国語の説明も出したほうがいいようには思う。

 P2030061
P2030066
↑香港から来ました。「の」は香港人や台湾人も面白がってよく使います。

P2030070

P2030068
↑台湾から来た。

P2030069
↑三葉の歩みをたどって。北京⇔飛騨。

P2030072
↑「聖地巡礼」はすでに中国語になっている。

P2030073
↑中国愛をアピールされても困るんだが。

P2030074
↑「君のは」。日本語難しいです。


飛騨市に聞くと、香港や中国のほかタイあたりのTV局からも取材が来たとのことだ。



……ところで聖地巡礼といえば、私の地元の近所の滋賀県豊郷町も忘れないであげてください。『けいおん』放送からすでに10年近くが経ち、街がさびれています。

どうにかならんのけ?

16402857_1232538346781903_2009445250415253533_o